赤文字はMAX値or注釈
グリプス戦役で勇名をはせたZガンダムの量産型試作機。 再設計の際に変形機能は廃止されたがバック・ウェポン・システムを装備することにより戦闘機形態をとることができるようになった。
実装日:2017年9月27日(DXガシャコンVol.49)
[飛行形態時使用不可]
[命中精度向上機能の効果あり](大口径ビーム・キャノンを除く)
黄文字 はゴールド設計図、またはエクストラ設計図のみの装備
◎…BWS形態時に性能が変化する武装。
型式番号 RGZ-91
地球連邦軍の対艦専用MS。 アナハイム・エレクトロニクス社が同社の傑作機Ζガンダムの量産化を目指して簡易変形モデルとして開発した。 少数生産されたΖプラスシリーズ以上の低コスト化を目指した機体で、試作の1機のみが建造された。 (御多聞に漏れず小説やゲームや映像媒体や模型の設定毎に設定が大きく異なり、急造の改造MSとする設定と試作機や量産機とする設定が存在している。前者は、主に初期の小説版「機動戦士ガンダム逆襲のシャア(ハイ・ストリーマー)」等で、ガンダムタイプのMSがニュータイプの手に渡ることを恐れる連邦政府に危険視されて、既存のガンダムやZやZZが核兵器並みに秘匿されて所在不明になっている事情からZガンダムや百式を入手出来ないアムロが、Zガンダムのフレームをコピーして作ったワンオフの改造MSとされている。初対面のチェーン・アギに「あれはホビーです」「努力は認めますが、悪足搔きです」と評されているように特別優れたMSという訳でもなかった。実は連邦軍の参謀本部を通さずに勝手に部隊内で製造して運用していたMSで、事後承諾で申請を出す際も皮肉気味に制式採用されるだろうとブライトに言われている。映像作品公開後に主に「CCA-MSV」や模型雑誌企画の商品展開やゲーム化の都合で後付けされて広く頒布された設定は後者に当たる。『ガンダムUC EP4』で戦艦ラー・カイラムの格納庫に配備されているリ・ガズィが、新規製造の2号機かどうかは不明)
本体の基礎設計はΖガンダムのMS形態時のみを踏襲し、ベース機最大の特徴であった可変機構は巡航形態を取れるような脚部の変形機構以外は省略されている。 Ζガンダムが、その可変機構故に製造コスト高を招いていた事から、宇宙戦闘機形態をとるための機能は全てオプションパーツのBWS(バック・ウェポン・システム)に代替された。 このBWS開発においてはΖプラスのバリエーション機の一つであるR型(着脱式の大型バックパックを装備する機体)の設計案に近似する形となっている。
宇宙戦闘機形態時にはBWSに搭載される大口径メガ・ビームキャノンおよび2基のビームキャノンが使用可能であり戦艦の撃沈が可能なほどに攻撃力は高い。 しかし、このメガ・ビームキャノンは巡航艦の主砲に匹敵する火力ではあったが弾速が遅く、小説版ではギラ・ドーガ部隊のビームマシンガンの弾幕で弾道を逸らされたりと兵器としての信頼性は低かった。
操縦系統にはニュータイプ・パイロット対応システムとして仮設のバイオセンサーが搭載されており、スペック上の性能においてはオリジナルのΖガンダムに匹敵する。 本機は他の量産型MSを圧倒する高いスペックを誇ったものの、本格的なサイコミュ兵装を持たないためにネオ・ジオンが配備する同時代のNT専用機には苦戦を強いられた。 搭乗者のアムロ・レイはこれを経験と技量で補い、強化人間であるギュネイ・ガスの操縦するヤクト・ドーガを中破に追い込むが、救援に駆け付けたシャアの操縦するサザビーには力及ばず撤退している。
「情けないモビルスーツ」という風評について 劇中におけるシャアのセリフ「情けないMSと戦って、勝つ意味があるのか!?」が、劇中冒頭のフィフスルナの戦闘シーンでサザビーと対決したリ・ガズィの事をさしていると誤解されることが多々ある。 このセリフは、アムロがシャアとの決戦の為に用意しているサイコフレームを搭載する前のvガンダムを指してのセリフと言われている。後発のゲーム等では、明確にそれを示唆するイベントや短編アニメを用意している物も存在している。 小説版「機動戦士ガンダム逆襲のシャア(ハイ・ストリーマー)」や「ベルトーチカ・チルドレン」でも、建造中のvガンダムの性能を知ったシャアが、フィフスルナで損傷したグラーブのサイコ・ドーガ(小説版でのギュネイとヤクト・ドーガの名前)を故意に放棄してアムロに回収させてサイコフレームやサイコミュの技術を漏洩させるなど、経緯は違えど対等なモビルスーツで決着をつける事に拘りをみせる展開となっている。 因みに、問題のフィフスルナの戦闘では、シャアはリ・ガズィなど眼中にないかの様に「そんなものでは」と一蹴して、ファンネルもろくに使わず手加減してアムロを見逃している。「情けないモビルスーツ」ではないもののそれ以下のモビルスーツと言える。
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